こんにちは!株式会社EIZINです。
長田区は神戸市全9区のうちで面積は最小でありながら、人口密度は最大の地区です。
兵庫区・北区・須磨区と隣接しており東西へのアクセスも良好な場所です。
北区へは車があれば便利ですが、市営バスも運行しています。
乗換を行えば電車での移動も可能です。
そんな長田の町の歴史を紹介していきたいと思います。
”長田”の由来
長田の歴史を振り返ると弥生時代まで遡ることが出来るそうです。
長田神社の境内を中心に苅藻川流域から弥生土器が多く出土したことから、そのように考えられています。
発見された弥生土器は、日本に稲作がわたってきた当時使われていたものでした。
人々は恵の多い苅藻川流域で稲作に従事していたようです。
苅藻川に沿って長く拓けた田地の美称として”長田”になったと伝えられています。
履き倒れの街、神戸。
「着倒れの京都、食い倒れの大阪、履き倒れの神戸」といわれている神戸の街ですが…
この履き倒れの街の拠点は長田区だと言われています。
神戸港開港後、下駄・草履を修理していた職人が、居留地に住んでいた外国人の靴を修理したり、新しく作ったりしたのが神戸の靴文化の始まりです。
神戸で靴づくりが発展を遂げたのは、全国で有名になり地方からも腕の良い職人が集まってきたからだと言われています。
一時は全国の8割のシェアを神戸が占めていたそうです。
そんな発展を遂げたケミカルシューズ産業ですが、1995年の阪神淡路大震災によって多くの会社が甚大な被害を受けました。
震災によって被害を受けた神戸の靴文化ですが、立て直しの為に神戸市の復興支援や組合の呼びかけがありました。
現在も長田地域が中心となり、他の業界とも連携をはかりながら復興と更なる発展を目指しています。
鉄人28号と三国志の街
2009年10月に新長田に鉄人28号の巨大モニュメントが完成し話題を呼びました。
神戸出身の漫画家:横山光輝さんと長田には『漫画家になるまでを過ごした場所』として所縁があり、このモニュメントは震災からの復興と地域活性化の期待を託して作られました。
鉄人28号以外にも、海岸線駒ヶ林駅近くにはKOBE鉄人三国志ギャラリー(長田区二葉町) があります。
入手困難な物も多くファン必見なのはもちろんですが、知らない人でも楽しめる場所になっているようです。
街のあちこちで鉄人28号と三国志を見つけることができ、地域にも親しまれています。
※漫画家:横山光輝さん
神戸市出身の漫画家です。
代表作には『鉄人28号』『バビル2世』『三国志』『伊賀の影丸』『魔法使いサリー』『コメットさん』等の多くの作品があります。